本当の美しさは一生かけて見つけるもの
長野に来て一番やりたかったこと、それがお庭づくり。
ここ数年気になっているのがオランダのPiet Oudolfさんというガーデナーで、いつかこの方が手がけた場所を
一つでも見に行けたらと思っている。↓
綿密に作り込んでいるはずなのにとても自然、花が枯れたあとも美しい。
去年、引っ越して来て初の春は、土だけの庭の空白を早く埋めたくて仕方なく、この方のガーデンでよく使われているすすきのような植物を中心に、使われている植物をネットで調べては購入を繰り返していた。
このPietさんを追ったドキュメンタリー映画が去年の秋、北杜市の素敵なカフェ、Deco Botanicalで上映されることになり、ちょっとしてから申し込みをしたらすごい反響だったようで、ギリギリで予約ができた。
4 seasonsではなく5 seasonsというところが面白く、秋枯れたガーデンの花がどう一年を
通して変わっていくか、そしてまた秋が巡って来て・・、という世界中で彼の手がけたガーデンが印象的に描かれる。
上の動画にも出てくるが、映画の中で心に残る言葉が、
「本当の美しさは一生かけて見つけるもの、一見美しいと思わなかったものの中にも
「美」を発見できることもあるんだ」である。
この言葉があるからこそ、秋から始まる一年を描いているのかもしれない。
さて、自分の今年の春は、家で過ごす時間も増え、家の周りの木々や花々にもよく目が行くようになり、「あれ、この木に花が咲いてたんだ」という発見が多かったり、ついご近所さんの花が気になって声をかけたら、たくさんの抜き苗をもらったり、そのような意味での美の発見や交流ができたことはうれしかった。
(また去年は意識しなかったのだが、庭にたくさんのカエルがいることに気づき、毎朝子供がカエル獲りに夢中 ^ - ^)
去年の春植えた宿根草の植物たち、初春のころは本当にまた出てくるかなと日々気になっていたが、大抵のものが元気に出て来てくれ、この頃では去年より随分存在感の出たものも増え、これからの季節がとても楽しみである。
日に日に紫色に色づいてきたキャットミント