本当の美しさは一生かけて見つけるもの

長野に来て一番やりたかったこと、それがお庭づくり。

ここ数年気になっているのがオランダのPiet Oudolfさんというガーデナーで、いつかこの方が手がけた場所を

一つでも見に行けたらと思っている。↓

oudolf.com

 

綿密に作り込んでいるはずなのにとても自然、花が枯れたあとも美しい。

去年、引っ越して来て初の春は、土だけの庭の空白を早く埋めたくて仕方なく、この方のガーデンでよく使われているすすきのような植物を中心に、使われている植物をネットで調べては購入を繰り返していた。

このPietさんを追ったドキュメンタリー映画が去年の秋、北杜市の素敵なカフェ、Deco Botanicalで上映されることになり、ちょっとしてから申し込みをしたらすごい反響だったようで、ギリギリで予約ができた。

 

www.youtube.com

 

4 seasonsではなく5 seasonsというところが面白く、秋枯れたガーデンの花がどう一年を

通して変わっていくか、そしてまた秋が巡って来て・・、という世界中で彼の手がけたガーデンが印象的に描かれる。

 

上の動画にも出てくるが、映画の中で心に残る言葉が、

「本当の美しさは一生かけて見つけるもの、一見美しいと思わなかったものの中にも

「美」を発見できることもあるんだ」である。

この言葉があるからこそ、秋から始まる一年を描いているのかもしれない。

 

さて、自分の今年の春は、家で過ごす時間も増え、家の周りの木々や花々にもよく目が行くようになり、「あれ、この木に花が咲いてたんだ」という発見が多かったり、ついご近所さんの花が気になって声をかけたら、たくさんの抜き苗をもらったり、そのような意味での美の発見や交流ができたことはうれしかった。

(また去年は意識しなかったのだが、庭にたくさんのカエルがいることに気づき、毎朝子供がカエル獲りに夢中 ^ - ^)

 

去年の春植えた宿根草の植物たち、初春のころは本当にまた出てくるかなと日々気になっていたが、大抵のものが元気に出て来てくれ、この頃では去年より随分存在感の出たものも増え、これからの季節がとても楽しみである。

 

日に日に紫色に色づいてきたキャットミント

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