尖石縄文考古館と手打ち蕎麦12ヶ月

茅野市街から北東方向、三井の森の別荘地に向かう道の途中に縄文考古館はあります。
 
行った日は天気が良く、田んぼや森を駆け抜けていくドライブは気持ち良かったです。
 

 考古館に入り、まず目に飛び込んできたのはこの地域で見つかった遺跡の分布模型

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八ヶ岳周辺の遺跡分布模型
 
こんなにあるんだ〜、とビックリ。
 
それから、尖石遺跡を主に発掘に人生をかけ数々の功績をおさめ、この考古館の初代館長も務めた宮坂英弌(ふさかず)氏の自作道具。
 
 

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宮坂ふさかず氏の自作道具
 
どうやって使うのかな?線を描くわけじゃなさそう、、。
 
そして、ついにこの二点「縄文のビーナス」「仮面の女神」を見ることができました。
 

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縄文のビーナス

 

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仮面の女神

他の場所に貸し出されたり、昨年秋にはパリのジャポニズム展JOMONに出展されていたりしたそうで、実物を見ることができたのは案外幸運かもしれません。
景色も匂いも異なる海外で日本の遺物を見たらまた違う感動なんでしょうね。
 
縄文、仮面の両方とも、発見された時の様子も再現されていて、発掘に携わった人達は見つけた時、どんなに興奮しただろうと思いましたそしてそれらが作られた背景、置かれ方などはミステリーにつつまれています・・・。
 
その他たくさんの土器が展示されていましたが、私が気に入ったのは吊手土器という灯りをともすために使われていたと考えられる土器です。(画像ではわかりにくいですが)
 
キャンドルのようなものでしょうか。
 

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吊手土器
 
この土器の光に照らし出された縄文の人々の顔や住まいは一体どんなものだったのでしょうか。
 
 
国宝の土偶5点のうち上記で紹介した2点が茅野市から出土している、というのも驚きでした。
 
そして博物館を出て、縄文集落の復元模型のある与助尾根遺跡と尖石に向かいました。尖石とは、考古館のパンフレットによると、「遺跡の南斜面にある高さ1mあまりの三角錘状の大きな石で、縄文人が石器を研いだ石ともいわれている」とのことです。
 
明るい広葉樹の繁る森の中、鳥のさえずりを聞きながら、遺跡ということでどこか静謐な空気も感じられ、散歩にまた来れたらいいなと感じました。
 

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考古館 後ろから

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与助尾根遺跡

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尖石


〜まとめ〜


清々しい天気で当日は楽しい見学となりました。キャンプなどの宿泊施設もあり、子供が大きくなったらまた来る機会もありそうです。

 

先のブログで紹介した本に八ヶ岳エリアの遺跡や資料館・ミュージアムの紹介があったので、これからも色々と行ってみたいです。

  

考古館をあとにして、「手打ち蕎麦12ヶ月」に寄りました。古民家をおしゃれにして作られたお蕎麦屋さんです。わりと通っている道だったんですが、今まで全然気がつかなかった・・・可愛らしい看板でした。

 

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手打ち蕎麦12ヶ月

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手打ち蕎麦12ヶ月

座った席からは、中庭が見えて、木々が綺麗でした。

 

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中の様子

 

 

お蕎麦だけど、お蕎麦とは思えない、そんな表現でしょうか・・・美味しかったです! 

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デザート盛り合わせも美味しくて、しばしの間、日常を忘れゆったりとした時間を過ごせました! !