信州の縄文時代が実はすごかったという本

長野に移住したからにはこの地方のことをもっと知りたい、ということで最近読んで、分かりやすくて面白かった本を紹介します。

 

信州の縄文時代が実はすごかったという本

信州の縄文時代が実はすごかったという本

 

 

からして興味をそそられたので、さっそく地元の図書館へ行く
と運良く見つかりました!


ちなみに、村の図書館は非常にコンパクトですが、意外にも自分が読みたいと思っていたあまり知られていない?海外文学も含め、よい本がたくさんあり驚きました。


保育園の隣にあることもあり、毎日のように子供を連れて行く子供に連れて行かれるのですが、季節にあわせた本や話題の本をポップに並べるなど、利用者の目にとまるように、児童書のコーナーでは、ちょっと雨の日が続けば、雨のときにふさわしい絵本を並べる、といった工夫がされていることに関心しました。

 逆に移住前に住んでいた都会の?図書館はそこまでの工夫があったようには思えないし、広すぎ・本も多すぎて何が読みたいっけ?と選びにくいところがあった気がします。

 

さて、本題のこの本の紹介をしますと、出だしがこうです。

あなたは今、この本をどこで読んでいるだろうか。窓からビルが見える部屋だろうか。涼しい風を感じる木陰だろうか。混雑した通勤電車の中だろうか。あるいは、病院のベッドの上だろうか。きっと様々な場所でページをめくっているだろう。ただしばらくの間、少し時空を超えた旅にあなたを案内したい。行き先は、遥か縄文時代の信州である。・・・

 

読書家で有名な出口治明氏が「読むべき本とは、最初の10ページを読んでおもしろいと思った本である」、(確かそんな風だった)と言っていたように、考古学等にあまり詳しくない自分にとってこの出だしと続きは読んでみたいな、と思えるものでした。

また中でも茅野で出土した「縄文のビーナス」については、発見当時のことがこのように書かれていました。

‘‘1986年9月6日、夕刻、霧ヶ峰南麓にその姿を現した・・・中略・・・その時、山の端に沈みゆく夕日が、その土偶を照らしていた。発掘現場は発見から一時間の後も、「異様な興奮」に包まれていたという。

 

さっそく「異様な興奮」を少しでも感じたくなった私は、「縄文のビーナス」と「仮面の女神」のある尖石縄文考古館に行くことにしました。

(なお、この本を読み、たくさんの縄文遺跡が八ヶ岳エリアにあることにも驚きを感じました・・・。)